秋は、爽やかという言葉が、ぴったりと来る季節。
肌を撫でる風が、夏の疲れも癒してくれます。
風の便りに聞けば、たれパンダなるキャラクター商品があるとか。
その人気の秘密は、垂れ目のパンダの頼りなさそうな顔を見てると、なぜだか心が癒されるからだそうです。
もっとも、ある人に言わせると、「あんな人形のどこがいいのか」と不思議がっていましたが、人それぞれ、それはそれでいいのじゃないでしょうか。
ところで、秋を演出してくれるもう一つのものと言えば、なんと言っても虫の声。
リーンリンと鳴く鈴虫や、チンチロリンという松虫の音は、秋の夜をいっそう思い深いものにしてくれます。
おっと忘れていたのがクツワムシ。
決して美しくはないけれど、あのガチャガチャという音は、「儂も頑張ってるぞ」とその存在をアピールしています。
きっと、昔日の修行僧も、自然の声に耳を傾けていたことでしょう。
もの思いにふける、それはやっぱり秋ですね。