悩みや苦労は、誰もが抱えています。でも誰も望んで苦悩する人はいないでしょう。
たしかに今の世間は、泥沼(どろぬま)のようなもの、悪のメタンガスも充満しています。
「世の中は変わってしまった」と嘆く老人もいれば、「人間ってそんなものさ」とうそぶく若者もいます。
しかし、迷ってはいけません。
世間から逃げないで、しっかりと根をおろし、強く生きたいものです。
「微笑みの花は、挫折(ざせつ)の泥沼に咲き、歓喜の果実は、精進(しょうじん) の田に稔(みの)る」そう信じて、あなたが一生懸命にがんばって生きて行けば、その苦労こそが、本当にありがたい体験だったと思える時が来ることでしょう。
蓮華の花。
それは、私たちの生き方のシンボルだと言えるでしょう。