仏教標語集 伝道シリーズ No.013「いのちの可能性」
今回の伝道シリーズのテーマは
「無限のいのちの可能性」
です。
無限小の存在であっても、縁を得れば大きく花開く可能性を秘めています。タンポポの種のように、仏さまの教えも時と場所を超えて広がり、私たちの心に種をまいています。誰もが無限のいのちにつながる尊い存在なのです。
小さな小さな種の中、いのちの歌が聞こえます
「∞」、これは数学の記号で無限大を意味します。無限大とは、限りなく大きいということ。仏さまの慈悲の大きさを表すとすれば、この記号以外にないかもしれません。これに対して無限小という言葉があります。もちろん反対の限りなく小さいという意味です。でも、どんなに小さくても、目に見えなくても、ゼロ、すなわち、ないという意味ではありません。
無限小は、無限大になる可能性を秘めた存在なのです。たとえば、どこから飛んで来たか分からないタンポポの種でさえ、風に乗り、土に落ち、縁さえあれば、春の訪れと共に芽を出し、花を咲かせます。他の花に較べ、それほど美しくはないけれど、タンポポは全世界に分布しているのだそうです。素晴らしいとは思いませんか。
仏さまの教えも、これに似ています。お釈迦さまがインドの大地で咲かせた花が種となり、風に乗り、シルクロードを旅して、中国から朝鮮、そして私たちの国日本に根を下したのです。
人は、その「∞」のいのちの世界に気づいていないのかもしれません。でも、仏さまの教えは知らぬ間に、あなたの心に、ちゃんと種まかれています。大慈大悲という春の光の下で。
(寺の友社 教宣編集室 謹製)
伝道シリーズとは
ご寺院や宗教施設の伝道掲示板に掲載する標語集です。
※このシリーズの標語は自由にご使用いただけますのでぜひご活用ください。



