禅を初めて海外に伝えた禅僧による分かりやすい禅の手引き
「現世は四苦八苦の世界」。世の中は思い通りにならないもの。普段、神仏を他人事のように思っている人も、人生の一大事に遭うと、突然神仏に祈願し、神仏の力にすがろうとする。
世間の多くは、仏を人とはかけ離れたものと考え、極楽は実社会と断絶したものであるもののように感じているが、これはまちがいで、私たちの「手が舞い、足が踏むところ」が、そのまま極楽である。(『人生明るい世渡り』(成光館、1933年)を改題)
【釈宗演 (しゃくそうえん)】
洪岳宗演。明治大正期の臨済宗の僧。1860年、若狭国生まれ。慶応義塾卒。禅をZENとして欧米に伝えた僧侶として知られる。1893(明治26)年のシカゴ万国宗教会議に参加。このとき通訳として同行した鈴木大拙が、後に禅を欧米に広めた。また夏目漱石、徳富蘇峰などにも影響を与えた。著書多数。1919年没。
仕様 / 商品詳細
項数 | 264ページ |
サイズ | 四六判(天地19.5×左右13.6×厚さ2.3cm) |
著者 | 釈宗演 |
発行 | 国書刊行会 |
送料 | 荷送料実費(※送料はご注文後にお知らせします) |