交流の広場「微笑苑」

No.023 <M O T T A I N A I(もったいない)>  

  もったいない(MOTTAINAI)。そんな日本語が、世界共通語として広まりました。これ は、2005年2月に毎日新聞社の招きで日本を訪れていた、元ケニア環境副大臣ワンガリ・マータイさん(故人)が、この言葉を知って使い始めたことから始まっています。
 マータイ氏は、環境を守っていくことが土地を豊かにし、人々を貧困から解放し、それが平和につながるとして、とにかく自分のできることから行動することが大きな環境問題に取り組むことになると、植林活動推進に尽力し、昨年ノーベル平和賞も受賞しています。
 資源の有効利用を、ゴミを減らす(リデュース)、資源を有効に使う(リユース)、再利用(リサイクル)の考えとして提唱しており、それらに日本語の『もったいない』がぴったりということから、『MOTTAINAIキャンペーン』を展開しています。
  『もったいない』という言葉には、単純に使うことを惜しむだけではなく、粗末に扱ったり有効に使われないことを惜しむという意味があります。
 エネルギーを無駄使いしないこと、限りある資源を有効に使うのはもちろんのこと、無駄なく使い切ることは『もったいない』の精神に通じています。
 その言葉に込められた意味を大切にし、地球上にいる全ての生き物の源となる、地球の健康管理をしていかなければ、全ての生き物が風邪を引いてしまうとい うことになってしまうのではないでしょうか。世界中がMOTTAINAIで溢れれば、世界は救われるかもしれません。

ページトップへ